魚の尾びれや骨周りには、現代人に不足しがちなミネラル類が凝縮されています。特にアジフライのしっぽには豊富なカルシウムやリン、コラーゲンが含まれており、骨粗しょう症予防や骨・歯の形成を助ける栄養源としての側面を持っています。
ただし、栄養面を過信しすぎるのは禁物です。魚の硬い骨に含まれるリン酸カルシウムは、そのまま噛み砕いて摂取しても胃酸で十分にイオン化・溶解されにくく、乳製品や小魚の身と比較して体内への吸収率がそこまで高くないという栄養生理学的な指摘もあります。
気になるカロリー面について言及すると、しっぽ自体の身のカロリーはごくわずかです。しかし、尾びれの複雑なヒダや衣が揚げ油をたっぷり吸着するため、しっぽ1本あたり約10〜15kcal程度の脂質が上乗せされます。ダイエット中の方や胃もたれしやすい体質の方は、油分の過剰摂取に配慮する必要があります。