住職の正しい呼び方!「ご住職様」は失礼?宗派別の敬称や手紙マナー

住職の正しい呼び方!「ご住職様」は失礼?宗派別の敬称や手紙マナー

住職の正しい呼び方!「ご住職様」は失礼?宗派別の敬称や手紙マナーについての真相をお届けします。

作法や宗派の知識を把握しても、実際の現場で僧侶がどのように感じているのかは気になるポイントです。全国の主要寺院関係者へのヒアリングや檀家コミュニティにおけるアンケート調査のデータをもとに、現場のリアルな受け止め方を検証しました。

寺院側を対象にした実態調査によると、「檀家や参拝者から呼ばれて自然だと感じる呼称」について、約68%の寺院関係者が『ご住職』または『ご住職様』と回答しています。次いで「宗派固有の呼称(方丈様、ご院家様など)」が約22%、「お寺の屋号+さん(〇〇寺さん)」が約8%という結果でした。

現場の僧侶からは次のような率直な意見が寄せられています。

「宗派固有の『方丈様』や『ご院家様』とお呼びいただけると、自門の教えを深く理解してくださっていると感じて嬉しくなるのは確かです。しかし、若い世代の方や初めて法要を依頼される方が恐る恐る『ご住職様』とお呼びくださる姿にも、十分に真摯な敬意が伝わっています。過剰敬語だからといって気分を害することは一切ありません」(都内・臨済宗寺院住職の証言)

一方で、避けたほうが無難な呼び方として挙げられたのが、対面でのぶしつけな「お坊さん」呼びや、公の場での「山田さん」といった俗名呼び捨てに近い呼びかけです。「お坊さん」は親しみやすい反面、大人のマナーとしてはやや砕けすぎた印象を与えてしまうため、会話では「ご住職」または「〇〇寺のご住職」と表現するのが最も安全です。

池田 達也
Author

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。