学科試験で90点以上の合格ラインを突破するために、絶対に落としてはならない代表的な「引っかけパターン」を3つ解説します。
引っかけ1:信号機と手信号の優先順位(道路交通法第7条)
「交差点の信号機が青色を表示していたが、警察官が手信号で停止を指示していたため、信号機の表示に従って交差点に進入した」という問題は定番の誤り問題です。
道路交通法第7条の規定により、警察官や交通巡視員の手信号は、設置されている信号機の表示よりも常に優先されます。信号が青であっても手信号が赤(停止)であれば止まらなければならず、信号が赤であっても手信号が青(進行)であれば進まなければなりません。
引っかけ2:交通巡視員と警備員の権限の違い
試験問題には「交通巡視員」と「工事現場の警備員(ガードマン)」を混同させるトラップが頻出します。
- 交通巡視員:警察職員であり、道路交通法に基づき警察官と同様の手信号の法的効力(交通整理権限)を持ちます。違反すれば信号無視となります。
- 警備員・誘導員:民間人であり、法的な交通整理権限はありません。合図はあくまで「お願い(事実上の誘導)」に過ぎず、信号機の表示を覆す法的効力はありません。
引っかけ3:「腕を下ろしている警察官」の信号
「警察官が腕を下ろして立っているときは、どの方向の交通に対しても信号としての効力を持たない」という設問は「×」です。腕を下ろしていても、体の向きによって平行する交通には「青信号」、対面する交通には「赤信号」の効力を持ち続けています。