物語の軸となるのは、自分に自信が持てず内向的な高校生・入江まなと(滝沢秀明)と、父の再婚によって突然義理の妹となった奔放な少女・三沢唯(深田恭子)の奇妙な同居生活です。傷つきやすさを隠すように明るく振る舞う唯に、まなとは次第に惹かれていきます。
しかし、本作の最大の特徴は「自分が好きな人には愛されず、自分を好いてくれる人には応えられない」という、徹底して噛み合わない片思いの五角関係にありました。
【登場人物たちの恋の矢印(相関図)】
・沢村遥(内山理名) ➜ 幼馴染のまなとに一途な想いを寄せる
・入江まなと(滝沢秀明) ➜ 義妹となった唯に惹かれていく
・三沢唯(深田恭子) ➜ クールな先輩・哲也に激しい恋心を抱く
・佐伯哲也(窪塚洋介) ➜ 担任の英語教師・真理子と秘密の関係を続ける
・浅見真理子(石田ゆり子) ➜ 死別したかつての恋人を忘れられない
誰の想いも目的地に届かないまま、それぞれが誰かの背中を追い続ける痛々しいまでの青春の構図が、野島伸司ならではの鋭利なセリフ回しとともに描かれました。