かつて商業高校といえば、簿記や電卓、パソコンの基本操作を習得する場所というイメージが強かった。しかし、長岡で進行しているのは完全なる「起業家教育(アントレプレナーシップ教育)」へのシフトだ。
授業の一環として生徒自身が疑似会社を設立し、クラウドファンディングで資金を調達。地元の特産品を使った新商品を企画し、自社ECサイトで全国へ販売する。仕入れから原価計算、マーケティング、顧客対応までを一貫して体験させるプログラムが、生徒たちの目の色を変えた。「働く」という概念が、指示を待つことから自ら価値を生み出すことへと根底から覆されている。