公共交通機関へのダメージも深刻だ。JR東日本によると、常磐線の取手—水戸間および水郡線の一部区間で架線への送電が立ち消え、複数の列車が駅間で立ち往生を余儀なくされた。運行管理システムの一時障害も重なり、運転再開の見通しが立たない状況が続いている。
JR土浦駅の改札前は、振替輸送を待つ通勤・通学者で溢れかえった。構内アナウンスが空しく響く中、改札口付近に座り込む人々の手元を照らしていたのは、スマホの懐中電灯機能だけだった。帰宅の足を奪われた女性(20代)は「蒸し風呂のような車内に閉じ込められたあと、なんとか駅まで歩いて避難した。これからどうやって帰ればいいのか」と疲れ切った表情を見せた。