埋蔵金探訪の第一人者であり、日本埋蔵金研究会を率いる埋蔵金ハンターの八重野充弘氏。半世紀近くにわたり全国の秘宝を追い続けてきた男の眼光は、今なお衰えることがない。
舞台となるのは、群馬県に聳え立つ赤城山。古くから埋蔵金の秘匿場所として本命視されてきた地だ。八重野氏は古文書の解読と現地での綿密なフィールドワークを重ね、従来の通説とは異なる「水脈と洞窟を利用した隠蔽工作」の可能性を指摘する。山中に残された自然の亀裂ではなく、明らかに人の手が加わった石組みの遺構。長年の経験に裏打ちされた鋭い洞察が、闇に包まれていた歴史の断片をひとつずつ繋ぎ合わせていく。