ビヤホールライオン銀座七丁目店を訪れたなら、絶対に味わうべきが伝統の「一度注ぎ」生ビールです。現代の一般的な二度注ぎや自動サーバーとは一線を画すこの技法は、熟練のカウンターマン(注ぎ手)による卓越した技術があって初めて成立します。
一度注ぎの最大の特徴は、専用のスイングカランから勢いよくビールをグラスに注ぎ込み、液体の回転運動を利用して一気にきめ細やかな泡を作り出す点にあります。注ぎながら余分な炭酸ガスを程よく逃がすため、麦の持つ芳醇な旨味と甘みが際立ち、驚くほど軽やかで爽快な喉越しが生まれます。
「ビールはお腹が張って何杯も飲めない」と感じる人ほど、この一杯を口にした瞬間に衝撃を受けるはずです。きめ細かくクリーミーな泡がフタの役割を果たし、最後の一滴まで炭酸の抜けや酸化を防ぎます。グラスを傾けた瞬間に広がるフレッシュな麦芽の香りと、喉をすっと通り抜ける心地よいキレ味。徹底した品質管理と伝統の注ぎ分け技術が生み出す生ビールは、まさに職人芸の結晶です。