時計の針を2003年に戻そう。当時、人気急上昇中だった嵐のリーダー・大野智と、妖艶な魅力で人気を博していた女優・吉野公佳の親密なツーショット写真が突如として世に出回った。抱き合い、キスを交わすその生々しい姿は、ファンのみならず一般層にも大きな衝撃を与えた。
当時のジャニーズ事務所は、所属タレントのスキャンダルに対して徹底的な情報統制を敷いていた。テレビ局や主要スポーツ紙は沈黙を守り、報道は一部の週刊誌や実話誌にとどまった。しかし、その「見えない力」による火消しこそが、かえってファンの間で疑惑と不安を増幅させる結果となった。インターネットの黎明期、BBS(掲示板)には真偽不明の情報が溢れ返り、二人の関係は伝説的なタブーとして語り継がれることになった。