生後3ヶ月を迎えると、赤ちゃんの感情表現とコミュニケーション能力は飛躍的な進化を遂げます。新生児期の反射的な微笑(新生児微笑)から、親の呼びかけや笑顔に反応して自発的に笑い返す社会的微笑(ソーシャル・スマイル)へと移行します。
「クー」「あー」といった母音主体の声を出すクーイングも頻繁になります。このとき、大人が「お話ししてくれたの?」「上手だね」とワラント(応答的な声かけ)を返すことで、赤ちゃんは「自分の発信が他者に届き、世界と通じ合っている」という根源的な全能感と自己効力感を育みます。
運動機能と知覚の統合を促すふれあい遊びや遊び方として、以下の日常アクティビティが極めて効果的です。
- タミータイム(うつぶせ遊び):機嫌の良い時間に1回1〜2分程度から開始。首や背筋の筋力を強化し、寝返りの基礎を作る。必ず大人が目の前で見守ることが絶対条件。
- ベビーマッサージ&手足の曲げ伸ばし:「いっぽんばしこちょこちょ」などのわらべ歌に合わせ、皮膚刺激を通じて固有感覚を刺激する。
- 追視を促す知育おもちゃの活用:視力が0.04〜0.08程度まで発達し、赤・青・黄などの原色やコントラストを認識しやすくなります。握りやすいオーボール、優しい音色が鳴るラトル(ガラガラ)、視覚を刺激するモビールやプレイジムが知育に最適です。
自分の手をじっと見つめる「ハンドリガード」も盛んになります。自分の身体を客観的な物体として認識し始めた証拠であり、無理に手を遮らず、思う存分探索させることが脳の発達を促します。