「外食で知らずに生卵が入ったタレを口にしてしまった」「すき焼きで生卵をつけて食べてしまった」と、後から青ざめて相談を寄せる妊婦さんは後を絶ちません。大手知恵袋やコミュニティサイトでも、毎日数十件の悲痛な投稿が寄せられています。
「家族と同じ感覚でうっかりTKGを完食してしまい、涙が止まらない」
「妊娠3ヶ月のときに外食の牛丼に生卵をトッピングしてしまった。胎児に異常が出ないか毎日怯えている」
このように妊婦が卵かけご飯を食べてしまった場合、パニックに陥る前に以下の食中毒症状と対処法を冷静に整理してください。
サルモネラ菌食中毒の潜伏期間は、一般的に摂取後6時間〜48時間(多くは12時間〜24時間前後)です。主な初期症状は以下の通りです。
- 突然の激しい腹痛(特に下腹部からへそ周囲)
- 38度以上の急激な発熱・悪寒
- 頻回の水様便(下痢)および嘔吐
- 激しい倦怠感と脱水症状
【食べた直後〜潜伏期間中の鉄則】
食後2日(48時間)が経過しても下痢や発熱などの異常が一切現れなければ、食中毒には感染していません。胎児への影響を心配する必要もありませんので、過剰なストレスを抱えずに安心してください。
【症状が出た場合の厳禁事項と対応】
もし下痢や嘔吐が始まった場合、市販の下痢止め薬(止瀉薬)を自己判断で服用することは絶対に避けてください。腸の運動を止めてしまうと、排出されるべき細菌や毒素が体内に滞留し、重症化を招く危険があります。すぐに水分(経口補水液など)を少しずつ摂取しながら、かかりつけの産婦人科へ連絡し、「妊娠何週目で、〇時間前に生卵を摂取した」旨を正確に伝えて受診してください。