総本部が封鎖される契機となったのは、2015年8月に起きた戦後最大の暴力団分裂劇でした。六代目山口組の運営方針や上納金の重圧に反発した有力2次団体「山健組」や「宅見組」などが離脱し、「神戸山口組」を結成。全国各地で車両特攻や発砲事件、白昼の襲撃事件が相次ぎ、両団体の抗争は泥沼化していきました。
警察当局は市民を巻き込む危険性を重く見なし、2026年1月に双方を特定抗争指定暴力団に指定。この指定によって総本部をはじめとする中枢拠点が次々と使用禁止に追い込まれ、対立は水面下の情報戦や散発的な小競り合いへと形を変えました。その後、離脱派内部での再分裂や主要幹部の離脱・引退が相次ぎ、勢力バランスは大きく崩れましたが、指定の解除要件である「抗争終結の確証」が警察当局に認められない限り、規制が解かれることはありません。