なぜ事実無根の噂が完全に消滅しないのか。そこには検索エンジンのアルゴリズムの盲点と、悪質なコンテンツ配信者のビジネスモデルが深く関わっています。
ネット上には、著名人の名前と「露出」「ポロリ」「熱愛」といった煽り文句を自動的に組み合わせ、中身のない空虚なページを大量生成するスクレイピングサイト(コピペサイト)が無数に存在します。訪問者がページを開いた瞬間に広告収入が発生する仕組みであるため、情報の真偽は彼らにとって問題ではありません。
多くのネットユーザーは、刺激的な単語を見て「まさか本当にあるのか?」と半信半疑で検索します。この「確認したい」という好奇心のアクセス自体が検索エンジンに「需要のあるキーワード」と認識され、サジェストから単語が消えにくくなる悪循環が形成されているのです。画面の向こうにあるのは決定的なスクープ写真などではなく、粗悪な広告で埋め尽くされた情報商法に過ぎないという実態を、利用者は冷徹に見抜く必要があります。