過酷な無人島生活を終え、武道館でのライブを最後に企画が完結した後、彼女たちはどのような進路を選択したのでしょうか。華やかな芸能界で生き残った者、一般人として穏やかな家庭を築いた者、そして挫折をバネに全く別のフィールドで大成功を収めた者など、その人生は大きく分かれました。
起業家として大成功を収めた渡部いずみの現在
番組内で最も劇的なキャリアの逆転劇を見せたのが、序盤で病気リタイアを余儀なくされた渡部いずみです。島を去った無念を抱えていた彼女は、2004年にフジテレビ系の恋愛観察バラエティ番組『あいのり』に「いずみん」のニックネームで参加。愛らしいルックスと素直なキャラクターで一躍人気メンバーとなりました。
その後、芸能界での知名度に甘んじることなくビジネスの道へ進出。まつげエクステやネイルを中心とした美容サロンを自ら立ち上げ、株式会社ルミエールの代表取締役社長に就任しました。さらにプライベートでは結婚と出産を経験し、現在は実業家・美容インフルエンサー・二児の母として多忙な日々を送っています。無人島での挫折を「自分の甘さを知った原点」と後に語っており、電波少年出身者の中で屈指の成功者として知られています。
「8/15」メンバーのその後と引退後のリアル
CDデビューと武道館ライブを果たした「8/15」の8人ですが、番組終了とともにユニットとしての活動は自然消滅の形を迎えました。当時のエイベックスのバックアップや番組の人気をもってしても、タレントとしての地盤がない状態からの芸能界定着は困難を極めました。
リーダー格として頼もしさを見せた小林久美や、中心的存在だった新井美樹、土屋有沙らは、その後短期間のタレント活動や舞台出演を経験したものの、20代半ばから後半にかけて相次いで芸能界を引退。現在は一般企業に就職してキャリアを築くか、結婚して家庭に入り、主婦として子育てに専念していることが報じられています。関係者の証言によると、一般人となった元メンバーの多くはSNSなどの公の場から距離を置き、過酷な過去を大切な青春の1ページとして胸にしまいながら、穏やかな日常生活を送っています。