装着作業に入る前に、工程の8割を左右すると言われる「下準備(プレパレーション)」を丁寧に行うことが不可欠です。ネイリストが現場で必ず実践するステップを順を追って解説します。
ステップ1:爪の長さを整え、甘皮(ルーススキン)を押し上げる
自爪がチップからはみ出さないよう、爪切りではなくエメリーボード(爪やすり)を使って自爪の長さを短く整えます。続いて、ぬるま湯やキューティクルリムーバーでふやかした甘皮を、ウッドスティックやプッシャーで優しく押し上げます。根元に余分な皮(ルーススキン)が残っていると、その上に貼ったテープが浮き上がり、即座に剥がれる原因となります。
ステップ2:エタノールで自爪の油分・水分を完全除去する
消毒用エタノールまたは専用のプレップローションをキッチンペーパーやワイプに含ませ、爪の表面、サイドの溝、爪先のエッジの裏側まで入念に拭き取ります。ティッシュペーパーは繊維が残りやすいため避けてください。この工程の直後からは、爪の表面を素手で絶対に触らないことが鉄則です。
ステップ3:チップのサイズ合わせとファイルによる微調整
チップを自爪のカーブに当て、横幅がぴったり一致するか確認します。迷ったときは「自爪よりほんの少し(0.5mm程度)大きいサイズ」を選び、ネイルファイルで両サイドを削って微調整するのがプロのテクニックです。根元のカーブの形状も人によって平らだったり丸かったりするため、自分のキューティクルラインに合わせて削ることで、自爪との一体感が劇的に向上します。