ネット上の古い攻略情報やSNSのデマにおいて、「収益停止を食らったら怪しい動画を消して再審査ボタンを押せ」という言説がまことしやかに語られています。しかし、この手法は現在のプラットフォーム環境においては絶対にやってはいけない悪手です。
なぜ動画を消してはならないのか。その理由は、現在の救済措置における最強の武器である「ビデオ再審査請求」の規約にあります。公式ヘルプには明確に、「再審査請求の対象期間中に動画を削除または非公開にした場合、再審査請求を行う資格を失う」と記されているからです。システムは「停止措置が下された時点のチャンネル全体」を検証対象として求めています。証拠隠蔽のように動画を消してしまうと、AIによる誤判定を人間の審査員に再検証してもらう道が永久に閉ざされてしまうのです。
誤解を正しましょう。万が一動画に問題があったとしても、まずは現状のまま証拠を保持し、所定のルールに従って収益化無効化の解除を求める手続きを踏むのが鉄則です。動画の修正や削除を行うのは、「14日以内の再審査請求が完全に却下され、90日後の再申請を目指す段階」になって初めて検討すべき最終手段なのです。