「愛知のハワイ」というキャッチコピーを耳にしたとき、多くの人が抱くのは「過度な観光PRではないか」という疑念かもしれません。しかし、現地を訪れると、三河湾国定公園の風光明媚な海岸線に沿って整然と植樹栽されたフェニックスやワシントンヤシの並木、白砂のプロムナードが視界いっぱいに広がります。
吉良ワイキキビーチの正体は、西尾市吉良町に隣接する「宮崎海水浴場(西尾市)」と「恵比寿海水浴場(吉良)」という2つの歴史あるビーチを統合した観光エリアの総称です。西尾市観光振興課および観光協会の記録によると、2006年(平成18年)にハワイ・オアフ島のワイキキビーチを模したリゾート空間として景観整備を行い、この愛称が正式に採用されました。
単なるネーミングにとどまらず、防砂堤の整備や砂浜の維持管理、南国植物の植樹、ハワイアンイベントの定期開催などを官民一体で継続してきた結果、現在では東海エリア屈指の愛知のハワイスポット・映えスポットとしての地位を確立しています。波が極めて穏やかな三河湾の内海に位置するため、本家ワイキキのような大波サーフィンには向きませんが、ゆったりとした時間を過ごすチルアウト空間として独自の進化を遂げています。