ゴキブリは1年中いつでも飛ぶわけではありません。変温動物である彼らの筋肉活動は、周囲の気温と湿度に完全に依存しています。
害虫駆除の専門家グループの検証によると、ゴキブリが活発に飛翔・滑空を行うには「室温30℃以上」「湿度70%以上」という過酷な高温多湿条件が必要です。25℃前後では歩行運動がメインとなり、飛ぶための十分な筋出力を得られません。そのため、日本国内で飛翔行動が急増するのは、エアコンの効いていない室内や熱帯夜が続く7月中旬から9月上旬の真夏に集中します。
また、ゴキブリが飛び立つ直前には、見逃してはならない3つの前兆サインがあります。
- 触角を激しく前後に振る:空気の湿度、温度、気流の乱れを感知し、飛行ルートを定めている状態。
- 体を反らせて前脚を持ち上げる:後翅を広げるスペースを確保し、跳躍のタメを作っている姿勢。
- 部屋の高い位置へ登りつめる:カーテンの上部、壁の最上段、エアコンのルーバーなど、滑空に必要な高度を確保する行動。
壁の高い位置に静止し、触角を小刻みに動かしているクロゴキブリを見かけた場合、次の瞬間に飛び降りてくる可能性が極めて高いため、真下に立つのは絶対に避けるべきです。