一方で、実際に走るランナーたちの肉体的な負担が本物であることも事実だ。何ヶ月も前からトレーニングを重ね、猛暑の中で数十キロを走る行為そのものに嘘はない。歴代のランナーたちも、放送後にその過酷さを様々なメディアで語っている。
しかし、問題はその「見せ方」にある。本人が限界を迎えているにもかかわらず、並走するスタッフが無理に走らせようとする構図や、体調不良をドラマチックに仕立て上げる編集方針が、視聴者の嫌悪感を誘う。「本人が頑張っているのは事実なのに、番組の演出がそれを嘘っぽく見せている」という皮肉な構造が生まれているのだ。