母校が消えても、そこで培われた精神まで消し去りたくない。そんな思いから、同窓生を中心に、大学の歴史や教育実践をデジタルアーカイブとして残すプロジェクトが立ち上がっている。キャンパスの3Dスキャンデータや、歴代の講義資料、卒業生たちのインタビュー動画などをネット上に保存し、未来へ語り継ぐ試みだ。
しかし、こうした前向きな活動の裏には、「どうしてこうなる前に手が打てなかったのか」という経営陣への不信感や無念さも滲む。資金調達や広報戦略において、もっとやれることはあったのではないかという議論は、今も同窓会の集まりで繰り返されている。失われた学び舎は、二度と戻らない。