ファミリーレストラン業界において、朝の時間帯に本格的なビュッフェを全国規模で提供し続ける試みは極めて稀有だ。それを可能にしているのが、外食産業の雄であるゼンショーグループの圧倒的な調達力とサプライチェーンである。創業者である小川賢太郎氏が築き上げたグループ独自の食材調達網と徹底した効率化のノウハウは、株式会社ココスジャパンの現場にも息づく。
生鮮野菜の鮮度管理から自社製パン生地の安定供給に至るまで、巨大グループならではのスケールメリットを存分に生かすことで、この価格帯での食べ放題維持という離れ業を成り立たせている。競合他社が朝メニューをセット形式に絞り込む中、ココスがビュッフェ形式を堅持する姿勢には、モーニング市場における確固たる勝算が透けて見える。