クラーケンガードは、オールドスパイスが展開する「ワイルドコレクション(Wild Collection)」の中核を担う存在だ。狼を描いた「ウルフソーン」や熊の「ベアグローブ」など、動物の野生美をテーマにしたこのラインナップは、保守的だったメンズパーソナルケア・化粧品業界のゲームチェンジャーとなった。
単なる機能性競争に終始していたグルーミング市場に、ストーリーテリングと遊び心を持ち込んだ功績は計り知れない。機能を満たすだけの道具から、自分のキャラクターを演出するファッションピースへ。クラーケンガードの成功は、男性の美意識が新たなフェーズに突入したことを雄弁に物語っている。