近年の外食・製菓産業において、有力なキャラクターIP(知的財産)との連携は定番の戦略となっている。しかし、単にキャラクターのイラストをプリントしただけの製品では、目の肥えたファンを納得させることはできない。今回の試みが業界内外から高い評価を得ているのは、作品の持つストーリー性と商品の魅力が見事に共鳴しているからだ。
特に、ディズニープラスでの過去作の鑑賞体験とリアル店舗でのスイーツ体験が結びつくことで、相乗的なブランド体験が生まれている。画面の中で親しんできた世界を舌と目で楽しむ贅沢。このデジタルとリアルの有機的な連携こそが、消費者のエンゲージメントを強固なものにしている。