DJ OZMAの正体である氣志團の綾小路翔は、後にこの騒動について様々な媒体で語っている。彼自身、単なる悪ふざけのつもりだったのか、それともテレビ業界に一石を投じるための計算だったのか。その真意は今も曖昧なままだ。
ただ確かなのは、彼らが「絶対に記憶に残るものを作る」という強烈なエゴを持っていたことだ。お行儀の良いアーティストばかりが並ぶ紅白の中で、異物としての存在感を放つための極端な選択肢。それがボディスーツだった。結果として彼はNHKから事実上の出入り禁止処分を受けることになるが、その代償と引き換えに、日本のポップカルチャー史にその名を永遠に刻むことになった。