仙台の気候といえば、かつては「夏は真夏日が少なく過ごしやすい、冬は東北の中では雪が少ない」というのが通説だった。しかし、気象庁の2026年最新観測データは、その認識を大きく塗り替えつつある。
特に顕著なのが春から夏にかけての気温上昇ペースだ。3月段階で最高気温が20度を超える日が連続し、仙台平野に吹き込む海風「海陸風」のパターンにも変化が見られる。かつて都市部を適度に冷やしていた親潮の影響が変化し、内陸部からの熱気が遮られない日が増えた。結果として、年間を通じた平均気温は過去最高水準を更新し続けており、寒暖差による体調管理が新たな地域課題として浮上している。