現代のSNS社会において、遠野なぎこの発信は異彩を放っている。深夜に投稿される、感情を剥き出しにした文章。加工のない、リアルな自撮り写真。そこには、芸能人としてのフィルターは一切存在しない。一部のネットユーザーからは「かまってちゃん」「情緒不安定」と冷ややかな声が上がるのも事実だ。
しかし、彼女のその「痛々しさ」こそが、多くの迷える人々の救いになっている側面を見落としてはならない。綺麗事にパッケージされた自己啓発本や、前向きな言葉だけでは救われない、泥沼のような苦しみの中にいる人々。彼らにとって、這いつくばりながらも生きている彼女の姿は、唯一無二のリアルな光なのだ。