ヌートバーの台頭は、日本のプロスポーツビジネスやメディア環境にも巨大な地殻変動をもたらした。大会期間中からペッパーミルの売上が急増しただけでなく、眼鏡ブランドや大手化粧品メーカーのCM起用など、商業的な価値は瞬く間に跳ね上がった。
さらに、大会後もMLBの試合を追うファンが激増。SPOTV NOWやMLB.TVといった配信プラットフォームの契約者数は大幅に伸長し、日本のスポーツジャーナリズムも「侍ジャパンの戦士が日常的に戦うMLBのリアル」を日常的に発信する体制へとシフトした。一人の選手の代表入りが、スポーツコンテンツの消費構造そのものを塗り替えた格好だ。