波佐見町井石郷に広がる「西の原」は、かつて地域随一の規模を誇った福幸製陶所(ふっこうせいとうじょ)の跡地(約1,500坪)を再生した複合型観光エリアです。国登録有形文化財にも指定された貴重な木造近代化産業遺産群が、今ではショップやカフェへと鮮やかに生まれ変わり、波佐見町屈指の観光スポットとして定着しました。
その敷地中央部に位置する「monné porte(モンネポルト)」は、かつて職人たちが土を挽いていた「ろくろ場」の建屋を活用しています。高い吹き抜けの天井、使い込まれた木の床板、時を経た梁や柱が醸し出す陰影――。足を踏み入れた瞬間に広がるのは、新築のセレクトショップでは決して再現できない重厚な時間軸と、現代的なデザインセンスが交差する独自の空気感です。