Q1:番組で紹介されたスロースクワットを毎日続ければ、病院の薬をやめられますか?
A1:絶対に自己判断で薬をやめてはいけません。スロースクワットによるインスリン感受性の向上は医学的にも認められていますが、薬を減らせるかどうかは膵臓の残存機能や合併症のリスクを血液検査で確認しながら医師が判断する領域です。数値が改善した段階で主治医に相談し、段階的な減薬を目指すのが鉄則です。
Q2:長年放置して高血糖が続いている場合でも、すい臓のベータ細胞は復活しますか?
A2:すでに死滅してしまったβ細胞を再生させることは現代医学でも困難です。復活が期待できるのは、過労によって一時的に休眠している「脱分化」状態の細胞に限られます。糖尿病の罹患期間が10年以上におよぶ場合や、インスリン分泌能が著しく枯渇している場合は、残された細胞を守りながら薬物療法を適切に続ける治療方針が優先されます。
Q3:ヘモグロビンA1cが5%台の正常値に戻ったら、糖尿病は「治った」と言っていいですか?
A3:治った(完治した)わけではなく、「寛解状態」に入ったと捉えるのが正解です。厳しい生活管理や治療によって数値が落ち着いているだけであり、元の不摂生な食生活や運動不足に戻れば、速やかに高血糖が再発します。「正常値を保てている良好な維持期」と捉え、良好な生活習慣を継続することが再発防止の鍵となります。