宿泊予約アプリを開いて溜息をつく利用者が増えた。週末の熱海や伊豆高原は1泊数万円が当たり前になり、都内のチェーンホテルでさえ出張規定の上限を平然と突破する。企業が経費監査を厳格化し、個人旅行者がコストパフォーマンスに血眼になる2026年、沼津というロケーションの価値が急上昇しているのだ。
新幹線が停車する三島駅から東海道本線でわずか1駅、乗車時間は約5分にすぎない。このわずかなワンクッションを受け入れるだけで、宿泊にかかるコストは劇的に落ち着く。会員制度の安定した割引率と、ブレない客室クオリティ。予算難民と化した旅行者たちにとって、それは何物にも代えがたい安心感となっている。