タクシー運転手をすぐ辞めた真相と後悔の理由|過酷な現実と業界の裏事情

タクシー運転手をすぐ辞めた真相と後悔の理由|過酷な現実と業界の裏事情

タクシー運転手をすぐ辞めた真相と後悔の理由|過酷な現実と業界の裏事情の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。

タクシー乗務員の過半数が従事する「隔日勤務」は、午前8時頃に出庫し、翌朝4時頃まで働くという最大21時間の拘束を伴う変形労働時間制です。翌日は「明番(あけばん)」として丸一日勤務がないため、一見すると「月の半分が休みで自由時間が多い」と誤認されがちですが、実態は全く異なります。

夜通しの運転で体内時計は完全に狂い、明番の日は泥のように眠るだけで終わるため、自律神経の失調や慢性的な睡眠障害に悩まされるケースが後を絶ちません。このタクシーの隔日勤務の過酷さに順応できず、わずか2〜3回の乗務で身体を壊してギブアップする新人が続出しています。

さらに精神を追い詰めるのが、密室空間で発生する悪質な客トラブルやカスタマーハラスメント(カスハラ)です。特に終電後から深夜帯にかけて乗車する泥酔客からの暴言、暴力、理不尽な遠回りクレーム、さらには運賃踏み倒しなど、ドライバーを疲弊させる要因には事欠きません。車内防犯カメラが標準装備された昨今でも、ドライバー個人の受ける心理的トラウマは深刻です。

これらに追い打ちをかけるのが、タクシーの事故のリスクとペナルティです。年間数万キロを市街地で走る以上、物損事故や接触トラブルのリスクは一般ドライバーの数十倍に跳ね上がります。一部の悪質な会社では、事故修理代の免責金(数万円〜十数万円)を自己負担させたり、事故減点によって数日間の乗務停止(無給扱い)を科す制度が存在し、一度の過失で数ヶ月分の利益が吹き飛ぶプレッシャーが新人を押し潰します。

中村 さくら
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中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。