バーセルインデックスとは?10項目の採点基準とFimの違いを解説

バーセルインデックスとは?10項目の採点基準とFimの違いを解説

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医療・介護分野でADLを評価する際、バーセルインデックスと双璧をなすのがFIM(Functional Independence Measure:機能的自立度評価法)です。多くの医療関係者や初学者が「なぜ2つの評価法が存在し、どのように使い分けられているのか?」という疑問を抱きます。その答えは、両者が測定しようとしている「対象範囲」と「目的」の明確な違いにあります。

最大の違いは、バーセルインデックスが「できるADL(身体的能力)」を評価しやすいのに対し、FIMは病棟や生活の場で「現実にしているADL(実行状況)」を厳密に評価する点です。さらに、BIが運動項目のみの10項目(100点満点)であるのに対し、FIMは運動項目13項目に「社会的交流」「問題解決」「記憶」といった認知項目5項目を加えた全18項目(126点満点)で構成され、各項目を1〜7点の7段階で採点します。

比較項目バーセルインデックス(BI)FIM(機能的自立度評価法)編集部の見解・使い分け基準評価項目の構成全10項目(身体・運動機能のみ)全18項目(運動13項目+認知5項目)高次脳機能障害や認知症の影響を精緻に捉えたい場合はFIMが圧倒的に有利です。配点と満点0〜15点(2〜4段階評価)
合計 100点満点1〜7点(7段階詳細評価)
合計 18〜126点BIは「大まかな自立度」、FIMは「介助量(手間の度合い)」を可視化する設計です。評価に要する時間約3〜5分(短時間・観察ベース)約15〜30分(多職種での擦り合わせ要)業務負荷の観点から、急性期や一般介護施設ではBIの簡便性が重宝されます。制度上の主な活用先介護保険認定調査、LIFE、特定病棟の基準回復期リハビリ病棟(実績指数算出の必須要件)バーセルインデックス FIM 違い 理由は、制度上の目的(スピードと普遍性か、リハ効果の厳密測定か)に帰結します。

回復期リハビリ病棟のように、日々のリハビリによる細かな介助量の変化(75%介助から50%介助への改善など)を追跡し、入院料の施設基準を満たすためにはFIMが欠かせません。一方で、外来、急性期病棟、在宅医療、介護保険施設など、多様な職種が素早く生活レベルを把握し共有するプラットフォームとしては、バーセルインデックスの手軽さが今なお大きなアドバンテージを誇っています。

石川 優花
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石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。