SNSや大手知恵袋などのコミュニティを調査すると、「規定通り使っているのに白く濁らない」「すすいでも膜を張ったようにベタつく」という相談が後を絶ちません。クレンジングが白くならない原因と理由を突き詰めると、現場では主に4つの要因が存在します。
第1の要因は「最初から手や顔が濡れていること」です。浴室で使用する際、手についた水分で肌に塗る前に部分的な乳化が起きてしまい、メイクの油分と結合する能力を失ってしまいます。
第2の要因は「投入する水が多すぎること(一気すすぎ)」です。焦って両手いっぱいの水をバシャッとかけてしまうと、乳化の化学反応が起きる前にオイルの表面だけが流され、毛穴の奥の油分が凝固して取り残されます。
第3の要因は「水温が低すぎること」です。冬場などの冷水では油脂成分が固化し、界面活性剤の働きが著しく鈍化します。
第4の要因として、近年の「バイオ技術やマイクロエマルション技術を採用した処方」が挙げられます。極小の粒子で乳化するタイプの最新製品では、白く濁らずに透明なままスルスルと流れる処方設計(透明乳化)が存在します。白くならないからといって擦り続けるのではなく、製品の添付文書に「白濁するタイプかどうか」の記載があるかを確認する視点も欠かせません。
また、ぬるま湯すすぎの注意点とネットの反応を検証すると、「白濁を確認した直後に安心してすすぎを5回程度で終えてしまい、フェイスラインにニキビができた」という失敗談が多数報告されています。乳化した液は汚れを含んでいるため、最低でも20回以上、水流を優しく肌に当てて完全に取り除く作業が欠かせません。