注目が集まれば、当然ながら批判や憶測の矢も飛んでくる。炎上を恐れて縮こまるクリエイターが大多数を占めるなか、逆風さえも物語のスパイスへと転換してしまう強靭なメンタリティが際立つ。論争が巻き起こるたびに発信の純度が増し、結果としてコアな支持層の結束を強めていく。
これは冷徹な計算なのか、それとも天性のサバイバル本能なのか。関係者の間でも意見は分かれる。しかし確かなのは、自らを取り巻くノイズをすべてコンテンツの推進力に変えてしまう特異な才能が、今の日本のエンタメシーンで唯一無二の光を放っているという事実だ。