延命治療とはどこから?胃ろう・人工呼吸器の中止と尊厳死の真実

延命治療とはどこから?胃ろう・人工呼吸器の中止と尊厳死の真実

延命治療とはどこから?胃ろう・人工呼吸器の中止と尊厳死の真実の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

Q1:救急搬送時に「延命治療を拒否したい」と口頭で伝えるだけで通用しますか?
A1:口頭のみでは通用しないケースがほとんどです。救急隊員には法的に救命義務があり、現場で口頭の拒否があっても心肺蘇生を中断することは原則できません。搬送先の医師に対しても、家族全員の統一した署名入り同意書やリビングウィルの原本を提示できなければ、医師は防御的に救命処置(挿管など)を開始せざるを得ません。

Q2:胃ろうを一度作ってしまった後、本人が苦しそうな場合に栄養注入を止めることはできますか?
A2:臨床上は可能です。ただし、医学的に患者の終末期が不可逆的であること、注入を継続することが腹部膨満や誤嚥性肺炎を悪化させ本人の苦痛になっていることを医療チーム全体で評価する必要があります。厚生労働省のガイドラインに基づき、家族とチームでカンファレンスを行い、注入量の漸減や水分投与のみへの切り替えというプロセスを経て穏やかに看取る手続きが取られます。

Q3:延命治療を拒否したら、痛み止めのモルヒネや点滴もすべて止められてしまうのですか?
A3:決して止められません。延命治療の拒否は「過剰な生命維持装置を使わない」という選択であり、苦痛を和らげる緩和ケアを拒否することではありません。息苦しさを緩和する酸素投与、痛みを抑える麻薬系鎮痛薬の投与、口渇感を癒やす口腔ケアや最低限の補液などは、最後まで手厚く継続されます。

渡辺 美咲
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渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。