「無料パスワードをオフにしたはずなのに、なぜかまたパスワードを聞かれた」というトラブルに見舞われるケースは後を絶たない。その原因の多くは、生体認証の設定とサイドボタンの操作仕様に潜んでいる。
Face IDやTouch IDをApp Storeの購入認証と連携させている場合、端末はパスワードの代わりに顔や指紋を要求する。しかし、Face ID搭載モデルでは誤操作を防ぐために「サイドボタンをダブルクリック」するアクションが必須となっており、これを行わないと認証プロセスがタイムアウトし、フェイルセーフとして文字列パスワードの入力画面へ強制送還されてしまう。
また、マスク着用時の認識失敗が続いた直後や、端末の再起動直後、あるいはOSのセキュリティ機能が一時的なリスクを検知した際にも、生体認証は自動的にバイパスされパスワード入力が求められる。これが「設定したのに直らない」と錯覚する最大の盲点だ。