2010年代、日本のコンピュータゲーム産業に強烈なインパクトを与えたムーブメントがあった。株式会社レベルファイブの代表である日野晃博氏が仕掛けた緻密な戦略だ。小学館の学年誌や『月刊コロコロコミック』、テレビアニメとの連動によるクロスメディア展開は、瞬く間に子どもたちの日常を塗り替えた。
ニンテンドー3DSのハード特性をフル活用した「妖怪タッチアクション」は、直感的な操作と深い戦術性を両立していた。単なる懐古にとどまらず、完成されたロールプレイングゲームとして再評価の波が押し寄せている。無駄のないゲームバランスこそが、熱心なファンを惹きつけてやまない理由だ。