これほどまでの人気を誇っていたオリンピアがなぜ幕を下ろすことになったのか。その営業終了の理由は、店舗自体の集客力低下ではなく、大阪新阪急ホテルの建物老朽化と梅田エリアの大規模再開発にあります。
1964年に開業した大阪新阪急ホテルは、築60年近くが経過し、耐震性や最新設備への更新などハード面での限界を迎えていました。親会社である阪急阪神ホールディングスが進める「芝田1丁目計画(仮称)」をはじめとする梅田再開発構想に基づき、ホテル全体の閉館と建て替えが決定したのです。
営業終了のアナウンスが流れると、関西一円のみならず全国のファンから惜しむ声が殺到しました。親子3代で通った思い出の場所として、あるいは大阪観光の定番スポットとして記憶に刻まれた名店のフィナーレは、日本の飲食業界における一つの時代の終わりを告げる象徴的な出来事となりました。