期限が切れた消火器や放射済みの空容器は、一般家庭の不燃ゴミや粗大ゴミとして収集ステーションに出すことはできません。内部に圧力が残っている可能性があり、ゴミ収集車での圧縮時に破裂事故を引き起こす恐れがあるため、自治体では回収を受け付けていないのが通常です。
消火器を廃棄する際は、一般社団法人日本消火器工業会が運営する「消火器リサイクルシステム」を利用するのが正規のルートです。以下のいずれかの窓口を利用して適正に処分します。
1. 特定窓口(地域の防災設備業者、金物店など)
全国にある販売代理店などの特定窓口へ持ち込むか、引き取り(運搬費用が別途必要)を依頼します。
2. 指定引取場所(防災メーカーの営業所など)
自身で直接持ち込む窓口です。リサイクルシール代のみで処分できます。
3. ゆうパックによる戸別回収(住宅用消火器限定)
一般家庭向けに、電話やWEBで申し込むと専用の回収箱が届き、日本郵便が引き取りに来てくれるサービスも整備されています。
なお、中身の「薬剤詰め替え(再充填)」にかかる費用についてですが、業務用消火器(10型サイズ)で薬剤充填を行うと約4,000円〜7,000円程度の費用がかかります。一方、新品の本体実売価格も同等〜数千円程度上乗せした程度で購入できるケースが多いため、小型消火器に関しては容器の安全性も担保できる「新品への丸ごと買い替え」を選択するのが現在の主流となっています。