正式名称を「全国小・中学生環境絵画コンクール」と称するこの取り組みは、株式会社トンボ鉛筆が主催し、文部科学省や公益財団法人日本自然保護協会などが後援に名を連ねている。単なるアートのコンテストにとどまらず、初等中等教育における環境教育の一環としての側面を強く持つのが最大の特徴だ。
子どもたちが絵を描くプロセスを通じて自発的に自然環境へ目を向け、環境保護の意識を育むことが期待されている。学校単位での応募が数多く寄せられる背景には、図画工作や美術の授業、夏休みの課題として優れた教材となっている点がある。環境保全の大切さを自らの感性で表現し、社会へ発信する体験は、次世代を担う子どもたちにとってかけがえのない教育的価値をもたらしている。