ボトックスによって不自然な状態に陥ってしまった場合、最も気になるのが「この状態がいつまで続くのか」という点です。一般的に、ガミースマイルボトックスの作用ピークは注入後2週間〜1ヶ月程度であり、その後徐々に筋肉の動きが回復して3ヶ月〜4ヶ月(長くても半年)で元の状態へ完全に消失します。
ボトックスは時間経過とともに必ず体内から代謝されるため、永続的な後遺症が残る心配は基本的にありません。ピークを過ぎれば少しずつ口元の可動域が広がり、自然な表情を取り戻すことができます。
一方で、「効果を持続させたいから」と短期間で頻繁にボトックスを打ち続ける行為には注意が必要です。適切な期間(最低でも3〜4ヶ月)を空けずに短期間で高頻度の注入を繰り返すと、体内に薬剤に対する抗体(中和抗体)が作られ、「ボトックスが効かなくなる耐性化」を招く危険性があります。また、長期間にわたって過剰に筋活動を抑え続けると、局所的な筋肉の廃用性萎縮を引き起こし、薬剤が切れた後も口元のバランスが崩れやすくなるため、適切な間隔の維持が不可欠です。