世界のPC周辺機器産業(Computer Peripheral Industry)において、エルゴトロン(Ergotron, Inc.)をはじめとするトップブランドは洗練されたガススプリング式アームを展開してきた。確かにそれらは日常的なオフィスワークにおいて至高の操作性を提供する。だが、重量級のディスプレイを2台、3台と並列配置する環境や、特殊な天板形状を持つオーダーメイドデスクに対しては、構造上の制約が立ちはだかることも珍しくない。
そこで台頭したのが、個人の創意工夫によるDIY(Do It Yourself)の力だ。既製品のスペックに自身の作業空間を合わせるのではなく、空間そのものに合わせて強固な支柱を設計する。デスクセットアップ・エルゴノミクス(Desk Ergonomics)を極限まで追求するプログラマーや映像クリエイターにとって、アームの自作は妥協なきワークスペースを完成させる最後のピースになりつつある。