変色に気づいた際、焦りから誤ったセルフケアを行ってしまう人が後を絶ちません。特に避けるべき代表例が「爪を削ること」と「エタノール消毒のみで済ませること」です。
「緑色の部分をファイルで削り落とせば大丈夫」と考えるのは非常に危険です。変色部を削る行為の危険性として、爪が極端に薄くなってバリア機能が低下し、菌が爪深部へ侵入しやすくなる点が挙げられます。また、削り粉が周囲に飛散することで他の指や器具へ感染を広げる二次被害にもつながります。
また、消毒用エタノールによる対処にも限界があります。爪表面の付着菌を一時的に消毒する効果はあるものの、爪の多層構造の内部に潜り込んだ緑膿菌まではエタノールが浸透しません。表面を拭き取っただけで「除菌できた」と過信して放置すると、内部で菌が静かに増殖を続けることになります。