日本におけるイタリア料理の第一人者である落合務シェフは、NHKの『きょうの料理』をはじめとする数々のメディアで「ソースと麺の太さのバランス」の重要性を繰り返し説いてきた。クックパッドなどのレシピサイトを見ても、麺とソースの組み合わせにこだわる投稿は年々増加傾向にある。
基本のセオリーはシンプルだ。軽いソースには細い麺、濃厚で重厚なソースには太い麺を合わせる。例えば、フレッシュトマトとバジル、あるいは繊細なオイルベースのソースには、1.4mm〜1.6mmの細めのロングパスタがよく絡む。
一方で、じっくり煮込んだボロネーゼ(ミートソース)や濃厚なカルボナーラに極細麺を合わせると、ソースの重みに麺が負けてしまう。こうした濃厚系には1.8mm以上の太麺や、ソースをたっぷり受け止める平打ちのフェットチーネを選ぶのがプロの鉄則だ。