華やかな花びらのように見えていた仏炎苞は、小さな花を守り、確実に受粉を成し遂げるためにサトイモ科植物が長い進化の末に獲得した精巧な装置でした。
仏像の光背を思わせる神秘的なフォルムの裏には、熱を発して雪を溶かすエネルギー代謝や、昆虫を誘い込む緻密なトラップなど、植物とは思えないほど能動的な生命のドラマが息づいています。
園芸店でアンスリウムを選ぶとき、あるいは春の山歩きで水芭蕉に出会ったときは、ぜひ外側の苞だけでなく中央の「肉穂花序」に目を凝らしてみてください。植物たちが繰り広げる知られざる知恵と美しさを、より深く実感できるはずです。 (出典: 仏 炎 苞(Yahoo!ニュース))
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