懸念されるのは風の被害だけにとどまらない。台風の北側に流れ込む暖かく湿った空気と、本州付近に停滞する前線がぶつかり合うことで、局地的な大雨をもたらす「線状降水帯」の発生が強く予測されている。
総雨量は一部の地域で500ミリを超える試算が出ており、これは平年の9月1ヶ月分の雨量をわずか数時間で塗り替える計算だ。2019年の台風15号(千葉県に甚大な停電被害をもたらした台風)や2026年の豪雨災害を上回る雨量となるおそれがあり、土砂災害警戒区域や河川の氾濫危険水位にすでに達しつつある自治体も出てきている。