瀬戸内アートの聖地!高松市美術館の見どころ&観覧完全攻略法

瀬戸内アートの聖地!高松市美術館の見どころ&観覧完全攻略法

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現代アートと並ぶもう一つの大きな柱が、香川が誇る伝統工芸「讃岐漆芸」のコレクションだ。玉楮象谷によって江戸末期に確立されたこの技法は、蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)、彫漆(ちょうしつ)といった独自の高度な装飾技法を発展させてきた。

当館では、国宝級の人間国宝による名品から、若い世代による革新的な漆表現まで幅広く展示されている。一見すると繊細で優美な漆器だが、近くで凝視すると、何層にも塗り重ねられた漆の奥行きと微細な彫刻の精度に息をのむ。

伝統を単なる保存対象として捉えるのではなく、生きている芸術としてアップデートし続ける姿勢。讃岐漆芸の展示コーナーは、職人の執念と美意識が交錯する濃密な空間となっている。

田中 結衣
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田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。