鼻の通りを良くしすぎた結果、皮肉にも「息ができない」と感じる恐ろしい後遺症が存在します。それが「空鼻症候群(エンプティ・ノーズ・シンドローム)」です。下鼻甲介と呼ばれるフィルターの役割を果たす組織を削りすぎると、鼻腔内の空気の流れ(気流)が乱れ、脳が「呼吸している」と認識できなくなります。
CT検査では空気の通り道が十分に確保されているように見えるため、医師からは「手術は成功している」と言われ、患者が精神的に追い詰められるケースが多発しています。息は通るのに、窒息感に苛まれる。このギャップこそが、患者を最も苦しめる要因です。