NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3強体制が揺るぎないものと見られていた日本の通信市場。そこに風穴を開けた楽天モバイルの契約者数は、拡大を続けている。格安の無制限プランを武器に若い世代やビジネス層を急速に取り込み、法人向け契約の伸びも顕著だ。
既存キャリア側も指をくわえて静観しているわけではない。ポイント還元合戦やサブブランドの値下げで対抗措置を強めるが、楽天には「EC・カード・銀行・ポイント」が一体となった生活圏の強固な粘着性がある。通信料金単体での勝負を超え、ライフスタイル全体の経済圏の奪い合いへと主戦場がシフトしたことで、市場のルールそのものが塗り替えられた。