この爆発的な拡散力を自社のPRに取り入れようと、多くの企業がミームマーケティングに参入してきた。しかし、その成功率は決して高くはない。若者言葉や最新のトレンドミームを無理に公式アカウントで使おうとして、「痛い」「上滑りしている」と冷笑されるケースが後を絶たないからだ。
ミームは本来、トップダウンの広告メッセージを嫌う。企業の計算高さや「バズらせよう」という下心が透けて見えた瞬間に、冷ややかな反発を生む。さらに、元ネタの文脈に差別や皮肉が含まれていた場合、無自覚に引用した企業が一夜にして激しい炎上に巻き込まれるリスクも隣り合わせだ。